顎関節脱臼と顎関節症(顎内障含む)は
似て異なるものだから気を付けよう、
というのが昔学んだこと。
無理は禁物。
出来ない事を出来ないと認めるのも大事。 明らかな顎関節脱臼は
こちらで「応急処置としての」整復はします。
その後、整形か口腔外科に行ってもらいます。
顎関節症の人は往々にして
自分で入れるのに慣れてる人が多いので
(私もそう!!)
当院ではまず肩・首・背中から顎回りまで
低周波と手技で全体的に筋肉を緩めます。
その後顎部に超音波をかけて温め
筋肉の緊張をさらに緩めます。
とにかく緊張を緩めることに専念して
あとは自分で入れてもらう方向で対処します。 ※それでも上手くいかなかった・・・
緊張が緩めばあっけなく入るんですが、 歯科でも顎関節症はかなり難しいらしいです。
追記:お昼に電話あって 「夜に勝手にはまって
朝一度外れたけどまた入った」とのこと。 私もそんな感じだったのでほぼ予想通りです。 (その一方で変に痛くなったら
迷わず救急車呼んでとも伝えてました) 丸一日(24時間)気を付けて、と忠告しました。
顎関節症にはⅠ型からⅤ型まであって
(顎内障はⅢ型)
順に咀嚼筋障害・関節包や靭帯障害・関節円盤障害
関節円盤障害・変形性関節症・その他となります。
顎関節の異常から姿勢、はたまた
他の病気に原因があるものまで様々です。
基本的には顎部、全身の筋緊張を解いて
正しい運動を指導するという手順ですが
口の中(歯並び等)に原因がある場合には
やはり口腔外科をお勧めしたいと思います。
※私の場合だと銀歯をかぶせていた歯が
ダメになって抜歯したら治りました。