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執筆者の写真sansansekkotuin

腱鞘炎(ばね指含)のお話。


これは主にド・ケルバン病

(ざっくり言うと親指の付け根当りの手首が辛くなるやつ)の話なのですが、

長母指外転筋と短母指伸筋が締め付けられて云々~というやつで、

筋肉の付着部を考えて、前腕部からほぐしていくという術者も多いと思います。

(以下、ド・ケルバンと似て異なる、前腕部分の筋肉の交差部の酷使痛

及びばね指に関しても同じです)

「手」はほぐしていますか?

もうちょい細かく言うと、骨間筋です(掌側も背側も)。

母指撓側外転で、つられてちょこっと動くんですよね。

手の甲と手のひらも、ちょっと痛いくらい押して

その痛みに慣れてきた位のところで止めておくと

親指が少し楽に動かせるようになりますよ。

肩甲間部~肩~肘~前腕も

マッサージするとより効果的です。

また、腱鞘炎の原因は全身のバランスの悪さや

ストレスから来るという話もあります。

背中や腰が固い人、姿勢の悪い人、

他に持病(内科的なものも含む)がある人も

腱鞘炎にかかりやすいように思えます。

水分不足の人もかかりやすいかも?

当院では患部自体は強く揉みません(超音波等でほぐします)。

むやみな刺激は余計ひどくなる恐れがあるからです。

ただ、その周りは強めにほぐします。その後、テープ固定を行います。

また、肩や背中、腰回りが固かったりする場合には

そこも含めてほぐしていきます。

(腱鞘炎・ばね指は全身症状という説もあります)

取りあえず痛みを取り除きたい場合は患部を冷やします。

冷やし過ぎてしもやけにならない程度に、10分位です。

痛みがそれ程でもない場合は、患部をマイクロ波などで緩く温めて

循環を良くして悪い物質を流すようにします。

また、微弱電流という、体が治るときに出す電流に近いものを身体に流して

再生力を高めるようにします。

その日その日の状況で、施術の内容はかなり変わりますね。

お湯や冷水でもって温めたり冷やしたり、肩甲骨の間までマッサージしたり

逆に痛い所だけ全く触らなかったり。

因みに腱鞘炎自体は手首回りだけでなく、

肩や足の甲などでも起こり得るものです。

腱鞘炎・ばね指でお悩みの方、ぜひご相談下さい。

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