腱鞘炎(ばね指含)のお話。
- sansansekkotuin
- 2016年1月30日
- 読了時間: 2分
更新日:3月9日
これは主にド・ケルバン病
(ざっくり言うと親指の付け根当りの手首が辛くなるやつ)の話なのですが、
長母指外転筋と短母指伸筋が締め付けられて云々~というやつで、
筋肉の付着部を考えて、前腕部からほぐしていくという術者も多いと思います。
※以下、ド・ケルバンと似て異なる、前腕の筋肉の交差部の酷使による痛みや
ばね指に関しても同じです。
「手」はほぐしていますか?
もうちょい細かく言うと、骨間筋です(掌側も背側も)。
母指撓側外転で、つられてちょこっと動くんですよね。
手の甲と手のひらも、骨と骨の間をちょっと痛いくらい押して
その痛みに慣れる位までほぐすと、親指が少し楽に
動かせるようになるかもしれません。
当たり前ですが、肩甲間部~肩~肘~前腕も
マッサージするとより効果的です。
また、腱鞘炎の原因は全身のバランスの悪さや
ストレスから来るという話もあります。
背中や腰が固い人、姿勢の悪い人、
他に持病(内科的なものも含む)がある人も
腱鞘炎にかかりやすいように思えます。
(水分不足の人もかかりやすいかも)
腱鞘炎の場合、当院では患部自体は強く揉みません。
むやみな刺激は余計ひどくなる恐れがあるからです。
ただ、その周りは強めにほぐします。その後、テープ固定を行います。
また、肩や背中、腰回りが固かったりする場合には
そこも含めてほぐしていきます。
(腱鞘炎・ばね指は全身症状という説もあります)
取りあえず痛みを取り除きたい場合は患部を冷やします。
冷やし過ぎてしもやけにならない程度に、10分位です。
痛みがそれ程でもない場合は、患部をマイクロ波などで緩く温めて
循環を良くして悪い物質を流すようにします。
また、微弱電流という、体が治るときに出す電流に近いものを身体に流して
再生力を高めるようにします。
その日その日の問診の内容で、施術の内容はかなり変わりますね。
お湯や冷水でもって温めたり冷やしたり、肩甲骨の間までマッサージしたり
逆に痛い所は全く触らなかったり。
因みに腱鞘炎自体は手首回りだけでなく、
肩や足の甲などでも起こり得るものです。
腱鞘炎・ばね指でお悩みの方、ぜひご相談下さい。
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