痛みについての私感。
- sansansekkotuin
- 2017年4月4日
- 読了時間: 2分
更新日:6月17日
「半月板の損傷なので手術になりました。」というお言葉を頂きまして、
それをキッカケにちょっと復習して考えてみました。
痛みがおこるのは
・神経の受容器が損傷による痛み物質流出を感知するか
・神経(脳、心因性な要因もも含む)それ自体が
何らかの変性を起こすか
・血流(酸素、栄養素)など何らかの不足の影響か
原則、痛みのあるところ神経がある訳で
神経の無い所に痛みは無い訳です。
(幻肢痛や関連痛のパターンはまた別の話)
半月板には必ずしも神経・血管が密に通っているわけではないので
損傷場所によっては半月板損傷が痛みの原因ではない場合があります。
(靭帯・関節包の損傷や骨膜損傷による痛みとか)
一方、ヘルニアや狭窄症による神経圧迫が
必ずしも痛みの原因ではないという説に関しては
神経の変性の有無によるんじゃないかなーとは思います。
(例えば圧迫が原因で突然変異的に痛み受容器がそこに出来たら痛いよな、とか)
整体・接骨院業界で考えてるよりは
ヘルニア・狭窄症による神経圧迫→腰痛は実は多いのかもしれません。
さてさて困るのは、以前にも書いたのですが
痛みを軽減出来た→いつも通り動いた→
実は原因は取り除けていなかったので悪化した、
というケースが結構あるんですよね。
痛みを消すのと原因を改善するのは別なんですよね。
痛みは1回である程度消せますが、原因の改善は1回では無理です。
まして慢性的なものについては、治るまでの期間は
痛かった期間と同じだけはかかると思ってもらった方が良いでしょう。

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