昨今「骨盤矯正」という言葉ばかり
一人歩きしている感があり、
私も何となく使ってきた感があるので
ここで改めて私なりに解釈・整理します。
(他の方とは違うと思いますがご容赦を)
・狭義の「骨盤矯正」
=仙腸関節・恥骨結合のズレを直す。
これこそイメージ通りの骨盤矯正で、
出産で広がった仙腸関節・恥骨結合を締めたり
仙腸関節・恥骨結合の噛み合いを矯正するものです。
(仙腸関節・恥骨結合は骨盤の繋ぎ目と思って下さい)
実際のところ、仙腸関節に関するものは
痛みが辛い場合ペインクリニックでブロック注射、
恥骨結合に関するものは症状的に考えて
(例:グロインペイン等)
整形に回す事が多いかと思います。
接骨院で行うとすれば
ごく一部で昔ながらの矯正かAKA、
骨盤ベルト等での固定になるでしょう。
・広義の「骨盤矯正」
=上記+大腿筋・殿筋・股関節・下部腰椎の調整。
狭義の骨盤矯正に加え、
骨盤のポジション改善を図る場合には
骨盤周囲の筋肉や関節の調整も行なわれます。
整体・接骨院で行う所の
「ソフトな骨盤矯正」はほぼほぼこちらですね。
とはいえ、ダイエットや左右脚長差を修正する位ならば
これでも十分用をなすと思います。
自分が何を望んでいるかを考えた上で、
きちんと意見のすり合わせを行い、
自分の目的にあった骨盤矯正を
行ってくれる医療機関を選んでください。
・・・でも実際、構造を考えると
そんなに簡単にゆがんだり直ったり
するものかどうか最近疑問に思ってます。